妊娠糖尿病なら気を付けて!低血糖になって意識喪失!?対処法とできる備え

妊娠糖尿病になると、ママの血糖が優先的にお腹の赤ちゃんに届くため血糖が正常より下がってしまうことがあります。

またつわりによって食事の量が減ってしまうということも影響して低血糖になってしまうこともあります。

私が妊娠糖尿病中に経験した低血糖で意識がなくなったお話と、低血糖になったらどうしたらいいのか対処法と備えをお伝えしていきます。

目次

低血糖で意識を失ったときのお話

妊娠8か月を超えてお腹が大きくなっていた頃、低血糖で2回ほど意識を失ってしまった経験があります。

その2回とも同じような症状が起こり、いずれも車中でのことでした。

幸い夫が運転し私は助手席でしたが、もし運転中に意識を失ってしまったらと思うと恐かったです。

では私が意識を失う前と、意識を取り戻した後の記憶をお話します。

お昼ご飯を外で食べようと、夫と義母、義祖母と車に乗りました。

車を走らせて30分ほどしたとき、気分が悪くなり呼吸がしずらくなりました。

うまく息が吸えないといった感じで、シートベルトでお腹が圧迫されているからかもと思いましたが、ベルトを少し引っ張って緩めても変わりませんでした。

そのうちに動悸がおこり、脱力感に襲われ体に力が入らなくなってしまいそのまま意識を失いました。

意識を失ったのはわずかな時間だったのですが、あとから夫に聞いたら突然ぐったりして「うー」とうなっていたそうです。

「大丈夫か!」という夫の声で意識が戻りました。

意識が戻ってからは、義母に顔色が悪いから少し外の空気を吸ったほうがいい言われました。

少し落ち着いたのでそのままお昼ご飯を食べるお店まで行きました。

お昼ご飯は少し気持ち悪さが残っていたので食べませんでした。

妊娠糖尿病中に起こりやすい低血糖ってどんな症状?

低血糖の症状は人によって違います。

症状は軽度から重度まであり、自分の症状をよく把握しておくことが大切です。

軽度

  • 強い空腹感
  • 体がだるい

中度

  • 冷や汗
  • 動悸
  • 手指のふるえ
  • 頭痛
  • 顔面蒼白
  • 強い脱力感や疲労感

重度

  • 意識もうろう
  • 異常行動
  • けいれん
  • 深いこん睡状態

低血糖は症状がでてもきちんと対処することで回復できますので、落ち着いて対処することが大切です。

低血糖はこんなときに起こりやすい

低血糖はどんなときに起こりやすいのかお伝えします。

いつもと違った食生活

いつもより食事の量が少なかったり、食事の時間帯が遅かったりと食生活が不規則になったときに起こりやすいです。

私は妊娠糖尿病で血糖値を測って記録していました。

あるとき高い数値がでてしまって次の食事は量を少なくしてみようと思ったこともありました。

病院から食事指導をされたのに、自分で勝手に食事量を判断したことがあのときの原因ではないかと思っています。

今考えると毎日血糖値の数値に結構振り回されてましたね。

運動量が多い

運動量が多すぎたり、空腹時に激しい運動をしたりすると低血糖を引き起こしやすくなります。

なんでもそうですが、運動も適度に行うことが大切です。

インスリン投与を行っている場合

インスリンを投与する量を誤っている、またはインスリンの効果が大きすぎて体内のインスリン量が多い場合があります。

いずれも低血糖の症状があるときは、早めに担当の医師に報告するようにしましょう。

低血糖の症状が出たらどうすればいいの?

低血糖の症状がでてから次の妊婦健診の際に、私の身に起こったことを医師に話しました。

自分では貧血だろうと思っていましたが、低血糖だと言われました。

特に妊娠糖尿病中に陥りやすく注意が必要だそうです。

低血糖の症状が出たときは、ブドウ糖10g程度を摂取することで症状が改善します。

コーラなどのジュース(人工甘味料でないもので150~200ml程度)が手元にあるときはそれでもいいそうです。

低血糖は突然起こりますので、外出するときはブドウ糖や角砂糖、あめを持ち歩きましょう。

ブドウ糖を摂取して15分ほど安静に過ごし、症状が改善しないときはさらに同じ量のブドウ糖を摂取します。

私のように意識がなくなったときは、周囲の人からブドウ糖を口に含ませてもらう必要があります。

こうしたことに対処できるように日頃から周囲の人と話し合っておくことが大切です。

またこれらの対処で低血糖の症状が抑えられた場合でも、お腹の赤ちゃんの状態を確認するために必ず医師の診察を受けましょうね。

低血糖は備えが大事です!

低血糖の症状はいつ起こるのかわかりません。

私の場合も突然でしたし、妊娠糖尿病から低血糖になりやすいという知識もなかったので適切な対処も対策もできていませんでした。

あらかじめ知っていたらあんなに不安になることもなかったでしょう。

ブドウ糖を常備する

ブドウ糖や砂糖、ブドウ糖を含む清涼飲料水の必要摂取量を担当の医師に確認し、常備するか手の届くところに置いておきましょう。

私は森永のラムネが好きでした。

森永のラムネといえばラムネの形をした緑色の入れ物に入っていて見た目も可愛いですよね。

家にはもちろん、持ち歩きには常備しやすいチャック付きの袋タイプのものがおすすめです。

ブドウ糖が90%入っていて味もおいしいです。

周囲の人の理解と協力

なにより大切なのが職場の人や家族の理解と協力です。

自分の低血糖になったときの状態や、対処法などを説明して知っておいてもらいましょう。

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