こんにちは、なないろ(@nanairo2796)です。
無事に出産を終えたのはいいものの、吸引分娩だとどのくらいの費用がかかるのか心配ではありませんか。
出産一時金でまかなえるのか?
医療保険に加入しているけど、保険はおりるのか?
私の出産で実際にかかった費用と、医療保険の給付についてお伝えします。
吸引分娩で実際にかかった費用と給付された金額
私は総合病院に7日間入院して吸引分娩で出産しました。
民間の医療保険へは妊娠前から入院と手術で給付される保険に2つずつ加入していました。
実際にかかった費用と給付された給付額は次の通りです。
入院料(7日間) | 132,558円 |
室料差額(部屋代1日11,000円x7日間) | 77,000円 |
分娩介助料(深夜・休日加算、初産加算) | 244,000円 |
新生児管理保育料(1日8,000円x6日間) | 48,000円 |
産科医療補償制度 | 16,000円 |
検査・薬剤料 | 950円 |
その他 | 21,832円 |
妊婦合計負担額 | 616,430円 |
出産一時金 | ▲420,000円 |
疾病入院給付金(1日5,000円x7日間x2つ) | ▲70,000円 |
女性入院給付金(1日5,000円x7日間) | ▲35,000円 |
手術給付金 | ▲50,000円 |
最終自費負担額 | 41,430円 |
吸引分娩では、予想以上に費用がかかりました。
正常分娩の平均的な出産費用は50万円ほどなので、平均よりも10万近く多く費用がかかったことになります。
出産一時金のみでは20万近くを自費で支払わなければなりませんでした。
吸引分娩が行われるケース
吸引分娩は、膣から吸引カップを挿入して赤ちゃんの頭に吸着させ、けん引することによって赤ちゃんを引っ張り出す分娩法です。
吸引分娩が行われるのは以下のようなケースです。
- ママの持病(妊娠高血圧症候群など)により、いきむことが困難な場合
- 分娩に時間がかかりママの体に負担が大きい場合
- 赤ちゃんの心拍数が下がったり、低酸素状態になるなど赤ちゃんの状態がおもわしくない場合
- 赤ちゃんの回旋異常で分娩が進まない場合
私の出産の場合は、赤ちゃんの回旋異常により吸引分娩となりました。
分娩を担当してくれた医師から「ちょっとお手伝いさせてもらいますね」と言われました。
このときの私の心境は…
とにかく、一刻も早く出産したかったです。
会陰切開をして吸引器具を挿入し、そのあと赤ちゃんの頭がグリッと回る感覚がありました。
そこからは、あっという間に産まれました。
吸引分娩って医療保険おりるの?
個人的に民間の医療保険に加入している場合、吸引分娩で給付金がおりるのか気になりますよね。
民間の医療保険の場合、異常分娩と診断されれば給付金の支払いの対象になることがあります。
以下は異常分娩となります。
- 吸引分娩
- 帝王切開
- 鉗子分娩
- 陣痛促進剤を使用した分娩
保険の契約内容に応じて、入院日数に応じた入院給付金や吸引分娩での手術給付金などを受け取ることができます。
医療保険のここに注意
吸引分娩でも医療保険の給付の対象にならない場合があります。
契約している保険の内容を確認してみましょう。
医療保険の加入時期に注意
医療保険に加入したタイミングが妊娠後であった場合は給付の対象にならないことがあります。
妊娠、出産は母体に何が起こるかわかりません。
そのためリスクがあるということで、妊娠後のタイミングで加入すること自体が難しかったりします。
加入できたとしても今回の妊娠、出産に関する保障については対象外になってしまう場合もあります。
医療保険は妊娠、出産を考え始めたら加入しておくことをおすすめします。
妊婦さんでも入れる保険はこちらの記事を参考にどうぞ(^^♪
【妊娠中でも医療保険は入れる?吸引分娩で給付金がもらえたよ!】
医療保険の約款や条件を確認しましょう
契約している医療保険の内容によっては、保障される内容や給付対象になる範囲が決まっています。
特定部位不担保は、子宮などの特定の部位や吸引分娩などの異常分娩などを保障の対象から一定期間除く条件付きの加入となることもあります。
つまり、妊娠出産が特定部位不担保という条件付きの保険契約では、吸引分娩による手術や入院は給付の対象外となります。
吸引分娩で医療保険の給付を受けるときには、契約している医療保険の約款や特定部位不担保の条件を確認するようにしましょう。
とはいっても出産したばかりなのに、保険証券を確認したり約款を読んだりするのは大変ですよね。
給付の対象になるのかわからないときは、保険証券を手元に準備してコールセンターへ問い合わせてみましょう。
私も電話で問い合わせて請求書を送付してもらいました。
吸引分娩で出産したら給付金はすぐに請求しよう
給付金の支払い請求には期限があり、給付金を申請する期間は3年以内が原則とされています。
3年以内と考えると時間に余裕があると思いますよね。
ですが子育てが始まると忙しさから、そのまま忘れてしまい期限が過ぎてしまったなんてことがあります。
請求漏れがないように、出産したらなるべく早く申請しましょう。
しかし保険会社によっては、3年を経過しても書類をそろえれば請求できる可能性もあります。
保険が適用されるかもしれないと思ったら、コールセンターに問い合わせてみましょう。
まとめ
吸引分娩は異常分娩と診断されれば、医療保険の給付対象となります。
請求漏れがないように出産したら早めに請求しましょう。
医療保険は、妊娠前に加入しておくことが大切です。
最後までご覧いただきありがとうございました^^